特にこれといったきっかけはなく、ある日突然認識しなくなったようで、機械的な故障(物理障害)とシステム不具合(論理障害)の両方が考えられます。
外付けハードディスクは下記のSeagate製の1TBモデルです。
Seagate Expansion Portable SRD0NF1 1TB
場合によっては分解もOKとのことで、早速原因の切り分けに入ります。
SRD0NF1をパソコンに接続すると、下記のエラーが出てきます。
「ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません。」
機器診断では物理障害のエラーは出ませんでしたので、論理障害の可能性が大です。
Windowsの「ディスクの管理」は正常に表示されていますので、まだデータ復旧の可能性はありそうかな?
データ復旧用の専門ツールにて解析したところ、100GB以上の大量の業務用データが出てきました。
ファイル名やパス(階層)が非常に深く、下記のようなエラーが多発してしまい、その都度手作業でリネームや別途復旧するなど、時間はかかりましたが、すべてのデータ復旧が完了しました。
「パスが長すぎ」エラーでファイル操作ができない【Windows 10トラブル対策】
追加ですが、特殊文字もエラーの原因になりうるので、できる限り使わないことをお勧めします。
ウイルスチェックと文字化けは問題なし、データ破損は写真の一部が破損していましたが、全体から見れば数%といったところで許容範囲内です。
データ量が多いので、別途購入した外付けハードディスク1TB(BUFFALO HD-PCG1.0U3-BBA)へデータを移して完了となりました。
ということで、今回は静岡県浜松市からのデータ復旧のご依頼でした。無事に復旧できて良かったです!
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「ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません」エラー
今回とまったく同じエラー内容となっています。
BUFFALO製外付けHDD(1.5TB)のデータ復旧について
外付けハードディスクの中身は、当然ですがハードディスクが収納されています。
BUFFALO LS210D0201Nが赤色ランプ点滅7回を繰り返してアクセスできない
白色のランプ点灯ではなく、トラブル時には赤色のランプ点滅7回を繰り返していました。